マネジメントの原則とコツ
概要
- マネジメントに関するYoutube動画を見た後のアウトプット。
- 会社ではグループリーダーの役を拝命しているが、自分に置き換えて考えると、個々のメンバーからの意見を聞いて判断することが多かった。1人の意見にはメンバーの感情が含まれており、かつ自分は十分に納得していないことがある。また、失敗した場合の第二案が準備されていない。シンプルな方法だが、STEP を踏むことで、成功する確率は上がり、メンバーの納得感も高くなると思う。
マネジメントの原則とコツ
マネジメントの原則
- 原則として、マネジメントとは、メンバーのマネジメントではなく、仕事のマネジメントであるということ。つい、メンバーのマネジメントが必要だと思ってしまうが、そうではない。
- リーダーは、やるべき仕事が行われているか、成果を出すにはどうするかをマネジメントすることが仕事。極端な話、短期的に見れば、メンバーにやる気がある・やる気がない、メンバーの仲が良い・悪いは、どちらでも良いということ。
- 長期的に見た場合は、チームがまとまらないと成果を出し続けることはできない。
- チームをまとめることが仕事であると、勘違いしているマネージャーが多い。チームがまとまっているからといって、成果が出るわけではない。つまり、チームがまとまる = 必要条件ではあって十分条件ではない。
よくあるマネージャーの失敗
- これはどちらも間違いである。
- 自分(リーダー)が最も質・量ともに良い情報を持っているため、独断で判断して指示を出す。
- → 客観的視点がない判断のため、間違う可能性がある。
- → メンバーの気持ちが疲弊する可能性がある。(短期間であれば良いが、長期間は続かない)
- メンバーの意見を聞き、メンバーの納得感をベースに判断して指示を出す。
- → メンバーの1人1人から意見を吸い上げて物事を決めると、どっちつかずになる。
- → メンバーの意見はそのメンバー自身が持っている情報のみから判断した意見であるため、部分最適化されることが多い。
- 自分(リーダー)が最も質・量ともに良い情報を持っているため、独断で判断して指示を出す。
- 独断で決めてもダメ・意見を聞いてもダメ。それでは、どうすれば良いのか?
- メンバーから吸い上げるものの、意見と情報を分けて考えること。
- メンバーとの関係を良好に保ちつつ仕事をマネジメントするためには、意見と情報を分けるのが大事!
マネジメントのコツ
- STEP1. メンバーの情報を聞く
- 全員が集まり、メンバーには意見ではなく情報を挙げてもらう。
- リーダー自身も自分が持っている情報をシェアする。
- メンバーも他のメンバーの情報を聞き、この場で意見が変わったりする。
- 自分(リーダー) + メンバー10人の情報を基に聞く。
みんなの情報をまとめると、方法Aが最適だと思うがどう思う?(この段階で初めて意見を聞く) - 同じ情報を聞いているため、メンバーのレベル差はあると思うが、大半は同じ方法Aという判断になる場合が多い。
- ここで、多くのメンバーの納得感が生まれる。
- 先ず意見を聞くのではなく情報を聞くことで、みんなの情報を合わせた意見を1つ出すことで同調する可能性が高い。
- STEP2. メンバーの意見を聞く
- 次に初めて意見を聞く。
- 方法Bの意見を出した人の意見を聞く。
- そして、Bという意見に対しどう思うかを聞く。
- 最終的にどうするかをリーダーが決めるわけだが、最終的に1つにまとまらない場合はどうするのか?
- STEP3. リーダーが方針を決める
- リーダーの役割はまとめることではなく、方向性を決めることである。(リーダーが決めることが大事であり、折衷案ではないこと)
- 方針を決める。例えば、今回はAでやってみる。〇〇までに△△の成果が出なかった場合Bに切り替える。
- みんなに周知する。
- 納得感が高い状態で形成できる。
- リーダーは責任者であり、責任とは問題を解決すること。(失敗の罰を受けることではない)
- → 少なくとも責任者自身が納得していないものは選べない。(改善策を出さないといけないので)
- → 極端に言えば、リーダー以外の全員が違う意見になった場合も、リーダーの納得感を優先する必要がある。
結果として
- このやり方をしていれば、多くの情報から判断するため、正解確率が高くなる。
- 成功しなかった時も、次の手(方法B)が準備されているため、成功までの確率が高くなる。
- どの様な判断にしろ、メンバーの納得感が高くなる。
- チーム全体が成長し、成果を出せる。