人生はプログラミング

コラム

人生はプログラミングです

きっかけはたった1回の授業から

こんにちわ、今日は僕のバックグラウンドについてお話したいと思います。
僕は、岐阜県と三重県の県境に位置する上石津町で生まれ育ちました。
残念ながら、小学生・中学生の頃は、運動が苦手で勉強も好きではありませんでした。
長距離走では、毎年スタートからゴールまで最終ランナー。最終を走りながら、僕はいつも自分には取り柄がないと思っていたんですよ。

一つ目の転機は中学生の時に受けた技術科目の、たった1回のBASIC(プログラミング)の授業でした。
中学卒業後の進路を大垣工業高校の情報技術科に決めました。
高校1年の頃、僕はITでいくぞ!と決めたんです。そうすると、勉強も好きになりました。努力は結果に表れます。自分でも驚きましたが、情報技術科で成績も一番になったんです。
当時情報技術科の職員室には、卒業生の進路が貼りだされていました。成績が一番だった卒業生は、(株)東芝に入社したと聞き、高校1年から僕は東芝入社を心に決めました。
思考はシンプルです。一番 = 東芝と。高校3年間は勉強に励み、生徒会長や放送部部長も務め、小学生・中学生の反動もあり、高校生は目標に向かって走っていました。

東芝と仲間のお陰で今がある

高校を卒業した18才の春、僕は(株)東芝に入社しました。
最初の1年間は、神奈川県の新横浜にある東芝コンピュータースクールで、同期と研修を受けました。
僕はとても運がいいんです。実はこの年で東芝コンピュータースクールの制度は廃止となったのです。
翌年から工業高校や商業高校から(株)東芝入社はなくなり、僕はこの東芝コンピュータースクールの最期の卒業生になりました。
新横浜駅から歩いて通う研修所。遠くからでも"TOSHIBA"の赤いロゴが目に入ります。
高校生の頃、夢にまで見た東芝です。
なんて誇らしかったか。同期にはあえて言いませんが、きっと同じ気持ちだったと思います。
東芝は、僕の好きな会社でした。

東芝コンピュータースクールを経て、2001年に東芝府中工場にあるITソリューション事業のカンパニーに配属しました。(後に東芝ソリューションに分社化)
この2001年から2015年3月まで、ずっとIT一筋です。サーバーの設計部門でUNIXサーバーを担当していました。
良い時も多少悪い時もありましたが、東芝のみなさまのお陰で技術者として成長しました。
担当する製品が好きで、トラブルシューティングを中心にビジネスの課題を解決することが生きがいでした。
僕がビジネスの基幹であるシステムを支えているという誇りがあったわけです。

プライベートでは、結婚して、府中市内に家を購入。子どもも3人生まれました。
僕は30才を過ぎ、「働き方」や「生き方」を考えるように。
2015年4月、妻の後押しを受け、Uターンをしました。勤務地は実家から一番近い東芝グループの稼ぎ頭。東芝四日市工場でした。

三重県で再スタート

Uターンにあたって、転職かグループ内異動か迷ったんですよ。2015年は"安定"と"東芝"であることを選択しました。
でも実際四日市で働き始めて、何か違う。これじゃない。って想いがありました。
3年間、本当は自分は何がやりたいのか?を考えました。
自分のやりたかったことに、もっと地域と人と関わった働き方。子ども達とITを学ぶイメージがありました。
自分がITの道に進むきっかけとなった"プログラミング"を子ども達に教えたい。
悩んでいても解決しない。行動しよう。
2016年からは、市内のカルチャーセンターでプログラミング教室をオープンしました。


そしたら、今度は大人も夢を持っていい。自分の好きなことでお金を稼ぎたい、そう思う様になったんです。
誰だって我慢して働くのは嫌なはず。だったら自分の力で変えればいい。
起業なのか転職なのか漠然としながらも、稼ぐ力を付けたいと思う様になりました。
子ども達に夢を持とう。君ならできるよ。ITエンジニアは夢のある仕事だよ。そう伝えるなら、僕が体現してみせなきゃと。
2018年からは、桑名のカルチャーセンターの他に、弥富と津島で教室を開きました。市の施設でプログラミングの親子イベントも開催しています。
 

正直これからどうなるか分かりません。だけど、良くなるイメージしかありません。わくわくします。
子ども達に伝えたいんです。大人は我慢して働いて、夢も希望もないって思っているかもしれないけれど、行動すれば世界が変わり始めます。
人が作った世界ではなく、自分で決めた世界を生きることができます。大人になるのも楽しいものです。
まだ道の途中ではありますが、僕は自分の人生を、自分で作ることにしました。
これが人生のプログラミングです。
あなたもあなたの人生をプログラミングしましょう!

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Posted by takaaki