天職を探す計算式

5月 30, 2021コラム

うぇぶはち会を開催しました

  • こんにちわ、iret 名古屋事業部のインフラエンジニア 新川です。今週5/26 に、当社にて中途採用説明会 『うぇぶはち会』#9 をオンラインで開催しました。iret 名古屋事業部から私を含む2名のエンジニアが登壇して、転職エピソードやiret の魅力を語る LT をさせて頂きました。
  • 当社では、定期的に技術ブログを発信したり、毎月iret tech labo(無料のオンライン技術勉強会)を開催しています。うぇぶはち会も当社を知って頂くためのイベントであり、ベースには、素直に良いものを人に勧めたい気持ちがあります。

 

 

天職を探す計算式

天職を探す計算 その①

  • あなたの仕事は天職ですか? 私は、「イエス」の即答です。前職をモチーフにお話致します。私は、前職である東芝府中時代に、UNIXサーバーの製品担当をしておりました。会社に入って1つの仕事を10年務めた頃に、私はようやく1人前になったかな、という思いと、自分の仕事を誇りに感じていること、人様のお役・社会のお役に立っていると思っていたことから、これが私の天職であると思いながら働いておりました。そして、14年目に三重県への移住を決意。仕事は転職するか迷いましたが、東芝グループ内への異動を選び、東芝四日市へと移ります。しかし、運命のいたずらで半導体の技術者に転身となったことで、会社・勤務地だけでなく、業務内容もベースとなるスキルも一からやり直すことになりました。この東芝四日市時代は私にとって初めての挫折であり、私の選択はこれで良かったのか?いかに働き・生きるべきか?を悩みました。また、どこかに大切なものを置き忘れた気さえしておりました。2018年に、iret に転職して、私はもう一度天職を見つけたという充実感があります。
  • 私は、前職の東芝府中時代も東芝四日市時代も、よく働きました。しかし、天職か否か、私の受け止め方に違いがありました。それでは、この天職を決める違いは、どこにあるのでしょうか? 以下は、私なりの天職の探し方を表した計算式です。

  • 1つ目の要素は「やりたいこと・興味あること」です。東芝府中時代は、サーバーを中心としたITインフラを支えるハードウェアやOSの製品技術は私の興味そのものであり、最新のトレンド技術を学び、休日であっても製品マニュアルを読んだり、資格試験の勉強をしておりました。しかし、東芝四日市では、私が半導体で最も興味があったことは日本の半導体産業や世界の動向であり、製品の仕組みや製造工程には、仕事以上の興味は湧きませんでした。1つ目は、職業のきっかけとなる要素に過ぎません。
  • 2つ目の要素は、「得意なこと・苦ではないこと」です。私の場合、他人は嫌がる仕事でしたが、サーバーのトラブルシューティングが好きでした。トラブルシューティングを経て製品を理解することができ、バグの再現環境が構築できた瞬間は喜びでした。寝ても頭の中では、トラブルシューティングが続くこともありました。また、難解なことを紐解き、ドキュメントとしてまとめることが好きでした。私が得意であったことは、オリジナルベンダーの英語で記述されたKnowledge やAlert を翻訳、実機で検証した結果を合わせて資料をまとめることでした。それを製品ごとに正確な資料に仕上げ、構築エンジニア・保守エンジニアに提供しました。そして、自分が知っていることをレクチャーすることも向いていました。この1つ目と2つ目の要素の掛け算が大切であり、この結果が「適職」になります。
  • 例えば、上記の他に、私は文章を書くこと、発信することが得意な方であり、ライターやブロガーも1つの適職だと思います。しかし、これだけでは未だ天職とは言えません。

 

天職を探す計算 その②

  • 3つ目の要素は「仕事の目的」です。東芝府中時代、UNIXサーバーの製品担当であった私は、私が世に送り出した製品の品質をKeep することが使命であり、出荷した製品が社会インフラを支える一部を担っていることを誇りに感じておりました。また、私の仕事が全国で働く保守エンジニアの一助となることも働く喜びになっておりました。この3つ目の要素である、「仕事の目的」を掛け算した結果が「天職」になります。
  • 念のため申し上げておくと、東芝四日市時代に経験した半導体技術者は、私の人生にとって、大きな転機であり・大切な熟考期間です。私は畑違いを経験できたお陰で、その後は「やったことがなくても、やればできる!」と思うようになったきっかけになりました。この時期のふんばりが、その後のジャンプに作用したと私は考えています。
  • さらに言えば、私の考え方が変われば、東芝四日市時代の半導体技術者も天職になったかもしれません。私の受け止め方1つで、この仕事の目的は、大きくも小さくもなります。
  • あなたの職業を、単純に伸びる業界だから・年収が上がるからといった理由だけで選ぶのはもったいない。是非、この計算式にあてはめて考えてみてください。

 

 

アイレットの魅力って?

  • 次に、うぇぶはち会でお話した、私が考えるアイレットの魅力を 3つを記載します。

 

“仕事の裁量性"があること

  • 仕事の進め方としては、見積もり、アーキテクチャ検討、設計、構築、運用など一貫して対応しています。入る前は、構築だけ・運用だけより幅広い方が良いよね、と漠然に思っていました。実際入ると、これが良い!
  • 決まっているものを作るだけはつまらない。仕事は私の表現であり、私が決めたやり方、私が選択したプロダクトを使って実現できる。自分が案件の 1から10まで関われることは、やりがいを最大限感じることができる。仕事の裁量性は、エンジニアとしてハッピーなことです。

 

“技術に前向き”であること

  • iret は、(年齢や入社年月は関係なく)やりたい人が活躍できる会社です。やる気があれば、垣根を越えて挑戦できる。
  • 私も、昨年のIret Tech labo#5登壇、今年の WEB+DB PRESS寄稿といった貴重な機会を頂くことができました。

 

“仲間の距離が近い"こと

  • 前職では、1つの製品を担当する人数は、2,3人です。専門家って響きは良いですが、背負う不安は大きいです。iret の場合、同じカテゴリのエンジニアが数百人も居る。これ、すごく心強いんです。
  • また、多くの企業では、社員の人数は多いのに、縦割りで関わりがない・頼れないことが多い。iret の場合は、縦とか横とか気にする人が少ない。そもそも偉い人なのか、直接見た目でもよく分からない。みんなフラットで、仲間の距離が近い。

 

 

 

大切なコト

  • 今回のうぇぶはち会でお話した大切なコトを3つ書きます。

これまでのスキル < これからのスキル

  • 転職のイベントでよくある質問は、「オンプレの知識がクラウドになっても役に立つか?」 答えはどっちだって良い。選択を迫られた時、Aを選んでも,Bを選んでも同じ。どちらの選択も自分次第で、成功に変わる。大事なコトは、「これまでのスキル < これからのスキル」です。

決めたら、そうなる

  • 決めたら、そうなる。だから、案ずるな、行動が先。行動こそが唯一、不安を解消することができるのだと思います。

せっかくなら、働くことを楽しもう!

  • iret に転職するまでは、働くことは、義務我慢、犠牲を伴うものであり、それが常識だと思っていました。今は、働くことを楽しむ気持ちに変わりました。iret は不思議と楽しむことがベースにあるため、ここで働く隠れた魅力だと思います。

 

 

  • これからの時代は、良いモノ・コトを抱え込むのではなく、みんなで共有する時代になりました。先ず、私たちから差し出すことで、新たな風が入ります。常に最善を尽くし、喜んで働くこと。クラウド時代の働き方に興味のある方は、是非私たちと関わって頂けたら嬉しいです。

 

 

関連資料

  • 以下の記事は、2019年に開催したしゃちはち会の後に書いたブログです。こちらも、よろしければお読みください。

 

 

コラム

Posted by takaaki