RDS Maintenance 通知に対処
概要
- 最近、AWS からRDS Maintenance の通知を受け取りました。どうやら、ハードウェアのメンテナンスが必要になった様です。
- RDS のメンテナンスはAWS の責任範囲となり、すべての DB インスタンスは週次のメンテナンスウィンドウを必要とします。RDS のメンテナンスは、ハードウェアのメンテナンス(故障対応)以外に、 DB インスタンスの基盤となるオペレーティングシステム (OS) やデータベースエンジンのバージョンのアップデートが必要となるケースがあります。
RDS Maintenance 通知:
We are contacting you to inform you that one or more of your Amazon RDS DB instances are scheduled to receive maintenance on the underlying hardware between 2023-06-12 15:30 UTC (Monday) and 2023-06-19 15:30 UTC (Monday). You can view the scheduled maintenance time and perform opt-in actions on the RDS Console, using the AWS CLI or the AWS RDS API
- 今回、以下の様にメンテナンスのステータスは必須として表示されていました。ステータスが必須の場合、計画された期間に自動で適用されるため、無期限に延期することはできません。(もしステータスが利用可能であった場合は、自動では適用されません)
次のメンテナンスウィンドウで適用
- 今回は対象のメンテナンスを選択し、[次のメンテナンスウィンドウで適用] を選択しました。この場合、直近のメンテナンスウィンドウ(こちらの設定では、6/13 00:00-00:30)にメンテナンスが適用されます。
メンテナンスのスケジュールを延期する
- メンテナンスのスケジュールを延期させたい場合は、メンテナンスウィンドウを変更します。メンテナンスウィンドウの変更は、データベースを選択し、変更を選択。メンテナンスの項目から変更を行います。
- ただし、最初の通知にある通り、2023-06-19 15:30 UTC までに対応が必要なため、それ以上は延期されません。また、確実に延期ができるわけではなく、意図しないタイミングでメンテナンスが行われる可能性は十分にあります。
- 変更方法の詳細は、こちらのドキュメントを参照ください。
メンテナンスの履歴は確認できる?
- 残念ながら、メンテナンスの履歴は直接確認できません。RDS イベントから DBインスタンスの再起動有無を確認し、間接的にメンテナンスが適用されたことを確認します。
- なお、マルチ AZ の場合、スタンバイ側の DBインスタンスでメンテナンスが適用された際には、RDS イベントも出力されない様です。