希望は太陽・悲観は雲

4月 8, 2020コラム

はじめに

  • こんにちわ、今日も在宅でバリバリ働く新川です。最近はTVもインターネットも暗いニュースが多いため、私なりに前を向いて働くみなさまへ発信できることを書きたいと思います。
 

目に見えないこと

新型コロナウィルスがやってきた

  • 今、私たちの社会に新型コロナウィルスという苦難が襲い掛かり、世の中のどの業種も影響を受けていると思います。中小の企業は事業継続が危ぶまれ、大企業も突然のリモートワークの導入に追われています。働く私たちも漠然と不安を感じたり、この苦難を乗り切るために変化や忍耐が求められています。また、私にも小学生、中学生の子供がいますが、3月は学校が休校となり、せっかくの春休みも予定をキャンセルして外出を自粛することに。つい、前の日曜日まで今週から始まる学校に通わせるか否かを妻と何度か話し合いました。
  • 私が生きてきた38年間で、このような事態は初めてです。しかし、私の物差しでは経験したことのない苦難ですが、これまで人類が生きてきた歴史で考えれば、私たちの祖先は幾度か乗り越え、繁栄してきたのだと思います。ピンチはチャンスという言葉は適切ではないかもしれないが、新型コロナウィルスは絶望ではない。理系の頭で今起きていることを分析し、文系の頭で過去の人々がどうやって乗り越えたかを振り返れば道がひらかれると思います。
  • このウィルスは不思議なもので、一番の予防策は、外出を自粛して自宅に留まることだと言われます。ゴールデンウイークも旅行やレジャーは難しいでしょう。ビジネスでも一部でしか取り入れられていなかった在宅ワークが緊急で拡大しています。相手のことを気遣い接触を減らすことが、この社会を守ることにつながります。結果として、この苦難が価値観や働き方を変えるのかもしれません。
 

目に見えないことへの気付き

  • ウィルスは目に見えないものです。私たちの暮らしでも同じように、目に見えないからこそ、私たちが変化することで発見できることがあります。
  • 私が働くiretの名古屋事業部では、3月の始めから殆どのエンジニアが在宅ワークに切り替わりました。もともと、当社ではリモートワークの環境や制度が整っているため、全社員在宅ワークへの切替はスムーズだったと思います。社員は気付きづらいかもしれませんが、実は大変恵まれた環境にあるのです。また、私たちの業種はリモートワークに適しており、こういった機会に改めて、IT業界で働けること、所属する会社が先進的な取り組みをしていることの有難さを感じます。
  • 在宅ワークを始めて発見したこと、メリット・デメリットなど細かなことはありますが、ぶっちぎりで大切なポイントが2つあります。1つ目は、「ウィルスに感染するリスクが低くなり、安心した気持ちで働けること」、2つ目は「いかにウィルスがやってくる前の日常が素晴らしかったか」ということです。この2つは大きいです。家族がいればなおさら大きく感じます。
  • その他のメリットとして、在宅ワークに切り替えてから、通勤時間(自宅のある三重県から名古屋市までの往復に掛かる2時間半)がゼロになったこと。その空いた時間を使って仕事や勉強に集中したり、平日でも毎日家族が揃って夕食を食べれることは、とても嬉しいことです。今回は新型コロナウィルスをきっかけに在宅ワークとなりましたが、これまで毎日会社に出勤していた私にとって、在宅ワークを経験する良い機会を得ることができました。フットワークの軽さは、クラウドインテグレータで、かつ自由なワークスタイルを推進する会社だからできる働き方だと思います。(前職の電機メーカーでは難しかったことです)
  • 仕事面ではメリット・デメリットの両方あり、在宅ワークは自分の作業に注力できる時間が増える一方で、同僚やお客様とのコミュニケーションが少ないため、課題が解決しても喜びが少ない、やっている仕事は変わらないのに孤独を感じることがあります。ZoomやSlackなどオンラインのコミュニケーションは行っていますが、日常のチームで働くことの喜び、いつも仲間がいることの安心に勝るものはないのだと感じます。(在宅ワークは、下手したら月曜から金曜まで家にこもってしまうことでストレスを感じたり、相手の顔が見えない分遠慮や不安が広がり、精神的に独りぼっちになる要素もあります) いかに、同じ仕事をするチームがいることの心強さを感じます。
 

本(もと)を忘れず

  • 私が今日も一日健康に楽しく、学び・働けたこと。朝から晩までパフォーマンスを維持して働いてくれた、この健康な体と精神に感謝しています。
  • 私一人では仕事は成り立ちません。同じ会社で働く仲間に感謝。仕事を頂けるお客様や、パートナーとして共に働いて頂くエンジニア、関係する多くの方々に感謝です。
  • 今日も子供たちが学び、健やかに過ごせたこと。新型コロナウィルスの対応に追われながらも、子供たちの安全と学びを提供くださる学校と先生方に感謝。地域の方々や、私と家族が生活できる様々なサービスを支える全ての人々の働きに感謝です。
  • そして、我が事より私や子供たちのことを気遣い、娘の進学を心から喜んでくれる両親が今日も元気で暮らしていることに何より感謝です。
  • 今、マスクがないとか、政府の対策が遅いとか、つい自分の目線で物事を考えてしまいます。植物で言えば枝葉のことばかりに気持ちが向いており、根本の部分を忘れてはいけないな、と思います。私一人では、食べ物も、衣服も、何も作ることはできません。
  • 今日も多くの方が働いているお陰で生きています。そう思えば、私も世のため人のために働かずにはいられない。だから、こんな時だからこそ、目の前の仕事に全力を尽くそう。
 

希望は太陽・悲観は雲

  • 悲観は、雲です。一時の苦しみであり、じきに吹き払われる。
  • 希望は太陽です。いつも輝き、尽きることはない。
  • 新型コロナウィルスや在宅ワークといった環境は私たちを一人にするかもしれませんが、目には見えないだけで、私たちはチームで働いています。先ずこの状況を受け入れること。自分さえよければではなく、利他の心で思いやり、感謝を忘れず、今日も喜んで働きます。
 

コラム

Posted by takaaki