Recovery Services コンテナーの削除に失敗
症状
- Azure Backup Recovery Services コンテナーを使用する環境では、「リソース グループの削除」を選択後に下記のエラーが出力され、リソース グループの削除に失敗します。
- Vault cannot be deleted as there are existing resources within the vault. : XXXXXXXXXX. Please ensure all containers have been unregistered from the vault and all private endpoints associated with the vault have been deleted, and retry operation. For more details, see https://aka.ms/AB-AA4ecq5
対処方法
概要
- バックアップ データが含まれるコンテナーを削除することはできません。 バックアップ データが削除されると、論理的に削除された状態になります。
- Azure Backup では、論理的な削除が有効になっており、悪意のあるアクターによってバックアップが削除 (またはバックアップ データが誤って削除) された場合でも、バックアップ データは追加で 14 日間保持されます。
- バックアップ データの削除から14日経過後に、再度リソース グループの削除を行います。
バックアップ データの削除手順
- 先ず、Portal から [Recovery Services コンテナー] を選択し、次に [コンテナー名] → [バックアップ アイテム] を選択します。
- 次に、[バックアップの管理の種類] にて対象アイテムを選択します。
- 以下の画面において、[バックアップの停止] を押します。
- [バックアップの停止] ウィンドウが表示されたら、一覧から [バックアップ データの削除] を選択します。 バックアップ アイテムの名前を入力し、理由を選択します。次に、[バックアップの停止] を押します。
- 以下の通り、バックアップの停止およびバックアップ データは削除されました。これで、論理的に削除された状態になります。
- 14日経過後に、再度リソース グループの削除を行います。
- 補足として、バックアップ データを削除すると、下記メールが通知されます。